ギリシア考古学の父シュリーマン 初公開!ティリンス遺跡原画の全貌

Father of Greek Archaeology, Heinrich Schliemann; the First Exhibition of Tiryns Original Paintings

古代オリエント博物館

20150919-20151108

2015年10月7日(水) 晴 10時55分~11時55分頃


【総評】


 久し振りの古代オリエント博物館です。池袋駅のJR改札口から歩く事、約15分。相変わらず遠いです。

 平日の昼間という事で空いていました。


 ギリシア神話関連は15点。


 01.コリント式アリュパロス(セイレン)

 02.女神座像(デメテル)

 03.黒像式ヒュドリア(アルテミス)

 04.赤像式ペル形クラテル(マイナスとサテュロス)

 05.赤像式オイノコエ(ディオニュソスとエロス)

 06.赤像式渦形クラテル(ゴルゴーン)

 07.手鏡(ゼウス、ヘラ、アテナ、アレス、ヘルメス)

 08.トルソ(アフロディテ)

 09.ヘラクレス胸像

 10.コイン アテナとペガソス(ミントマーク ユッパ)

 11.コイン アレトゥーサと馬

 12.コイン ヘルメスと雄牛

 13.コイン アテナと梟(テストカットあり)

 14.コイン アレキサンダー大王とゼウス

 15.コイン アテナと梟


 ギリシア神話的には、今回、これといったメインはなかったのですが、色々と勉強になりました。

 赤像式アンフォラに「白色」が使用されていました。図録を見てみると、


 死者も墓も白く描くのは、大理石の墓碑彫刻から来るもので、生者とは別世界であることを示す(p44抜粋)。


 との事で、白色で「あの世」を表現している、といのうは初めて知りました。

 また、古代ギリシアコインでコリントス産の「アテナとペガサス」のステーター銀貨があったのですが、


 ペガサスの足下には、コリントスで発行されたことを示すギリシア語の"q"(コッパ)が記されている(p47抜粋)。


 と書かれていました。このコイン、オークションには良く出てきますので、特に珍しくはないのですが、"q"がコリントスを示すミントマークとは知らなかったです。


 余りこういった美術展(ツボ等の立体物が展示のメイン)はないですので、面白かったと思います。

 なお、シュリーマンの書簡の実物展示は下記の五日間のみとの事です。


 9/19(土)、10/3(土)、10/24(土)、11/1(日)、11/8(日)

【購入グッズ】

図録 1700円(税別)


バッグ 1620円


 展覧会オリジナルのグッズはなかったですが、今回は珍しく図録が販売されていました。


 そして……展覧会オリジナルではないですが、何と!! 梟コイン柄のオリジナルバッグが販売されていました!!


 この情報は、古代オリエント博物館のサイトのミュージアムショップには載っておらず、facebookに情報が載っています。詳細は下記URLに載っていますが、


 https://www.facebook.com/ancientorientmuseum


 抜粋し、イメージを拝借しますと、

-----抜粋-----

 新ミュージアムグッズ発売!

 

 現在当館のミュージアムショップにて、当館オリジナルデザインのバッグを販売中です。当館以外では絶対に買えない限定品。在庫数が少ないのでご購入はお早めに!

 

 模様は古代エジプトの女性、古代エジプトの神々、ギリシア・アテネの銀貨柄、バローチスターンの彩文土器(インダス文明期)柄の4種です。各1620円。

-----抜粋-----

 この写真では小さく見えるのですが、結構大きいです。比較においた図録はA5判(148×210)です。

 思わず2個、買ってしまいました……梟コインをデザインしたバッグなんて、どんだけマニアックなんでしょうか……。

【ギリシア神話の絵画とポストカード】


 コリント式アリュパロス(セイレン) ×

 女神座像(デメテル) ×

 黒像式ヒュドリア(アルテミス) ×

 赤像式ペル形クラテル(マイナスとサテュロス) ×

 赤像式オイノコエ(ディオニュソスとエロス) ×

 赤像式渦形クラテル(ゴルゴーン) ×

 手鏡(ゼウス、ヘラ、アテナ、アレス、ヘルメス) ×

 トルソ(アフロディテ) ×

 ヘラクレス胸像 ×

 コイン アテナとペガソス(ミントマーク ユッパ) ×

 コイン アレトゥーサと馬 ×

 コイン ヘルメスと雄牛 ×

 コイン アテナと梟(テストカットあり) ×

 コイン アレキサンダー大王とゼウス ×

 コイン アテナと梟 ×