デュフィ展 絵筆が奏でる 色彩のメロディー

RETROSPECTIVE RAOUL DUFY

Bunkamura ザ・ミュージアム

20140607-20140727

 

常設展を開催しました。こちらからどうぞ。 [2014.7.12 up]

2014年6月20日(金) 曇 14時15分~14時50分頃

 

【総評】

 

 意外と混んでいました。ヴァロットン展と同じく女性が多かったです。平日はあまり混まない印象があったのですが、結構人気があるように感じました。

 

 ギリシア神話関連ですが、4点ありました。

 

 01.「『動物詩集あるいはオルフェウスとそのお供たち』オルフェウス」(前期)

 02.「『動物詩集あるいはオルフェウスとそのお供たち』オルフェウス」(後期)

 03.「『動物詩集あるいはオルフェウスとそのお供たち』オルフェウス」(前期)

 04.「『動物詩集あるいはオルフェウスとそのお供たち』オルフェウス」(後期)

 05.「『動物詩集あるいはオルフェウスとそのお供たち』人魚たち(セイレン)」(後期)

 06.「貝を手にするアンフィトリテ」

 07.「アンフィトリテ(海の女神)」

 

 展覧会合計では7点あるのですが、02、04、05は後期(7/3-7/27)の展示で、前期(6/7-7/1)には展示されていません。

 ちょっと残念だったのは、05の「人魚たち(セイレン)」が観れなかった事。まぁ挿絵ですのでそこまで残念感はないのですが……後から考えるとやっぱりちょっと残念ですね。

 

 因みに「馬」という挿絵は馬に羽が生えていますのでペガサスのような気がします(最も「牡牛」という作品にも羽があるので、何とも言えないですが)。

 

 今回のメインは「アンフィトリテ(海の女神)」。アンフィトリテさん自身にはあまり面白い物語はないですので、図録を引用しますと、

 

 アンフィトリテは、古代神話の海神ネプトゥヌスの妻となった海の精ネレイスの一人で、ネプトゥヌスとともに海馬が引く鳥貝の車で海を渡る姿などで描かれることが多い。デュフィはそれを自由に解釈して故郷のサン=タドレスの海へのオマージュを展開させている(p140抜粋)。

 

 確かに「自由」ですね。個人的にはこういった「カオス」なギリシア神話の絵画は好みです。ただ、真中の一番上にある貝はどうしてもアフロディテ(ヴィーナス)様を思い出してしまいます。

 

 デュフィさんでヴィーナスと言えば「ボッティチェリによるヴィーナスの誕生」を観たかったのですが、残念ながら来ていませんでした。2009年、三鷹市美術ギャラリー「ラウル・デュフィ展 ~くり返す日々の悦び~」には来ていたようです。しかもポストカードになっていたようで……何か悔しい……。

 それにしても三鷹市美術ギャラリーは地味ですが「キラッ」と光る展覧会が多いですね。好印象です(あっ今回のレポートは文化村でしたね^^;)。

 

 ギリシア神話はちょっと少なかったですが、デュフィさんの作品は観ていて面白かったです。人気があるのも分かるような気がします。

 レシートには展覧会名が入っています。ポストカード入れは残念ながら無地でした。

 ギリシア神話関連は常設展で展示しています。

【購入グッズ】

 

図録 \2,300

 

ポストカード

 ラウル・デュフィ 「アンフィトリテ(海の女神)」 \150

 ラウル・デュフィ 「クロード・ドビュッシーへのオマージュ」 \150

 ラウル・デュフィ 「ヴァイオリンのある生物:バッハへのオマージュ」 \150

 

 なお、クレジットカードは利用可能です。

【ギリシア神話の絵画とポストカード】

no 作者名 作品名 ポストカード
1  ラウル・デュフィ 『動物詩集あるいはオルフェウスとそのお供たち』オルフェウス ×
2 ラウル・デュフィ 『動物詩集あるいはオルフェウスとそのお供たち』オルフェウス ×
3 ラウル・デュフィ 『動物詩集あるいはオルフェウスとそのお供たち』オルフェウス ×
4 ラウル・デュフィ 『動物詩集あるいはオルフェウスとそのお供たち』オルフェウス ×
5 ラウル・デュフィ 『動物詩集あるいはオルフェウスとそのお供たち』人魚たち(セイレン) ×
6 ラウル・デュフィ 貝を手にするアンフィトリテ ×
7 ラウル・デュフィ アンフィトリテ(海の女神)