ポール・デルヴォー 夢をめぐる旅

Paul Delvaux Odyssee d'un reve

府中市美術館

20120912-20121111

 

「ギリシア神話がありそうな美術展レポート」あります。 [2013.2.9 up]

No:0107_0001

エペソスの集いⅡ

Le rendez-vous d'EpheseⅡ

ポール・デルヴォー

油彩、キャンヴァス、150×240cm(oil on canvas,150×240cm)

1973年(1973)

ポール・デルヴォー財団(Foundation Paul Delvaux)

 エペソスは小アジアの都市の名で、古代ギリシアの植民地として繁栄した。陸・海でローマと東洋を繋ぐ場所にあり、政治、商業、宗教で重要な土地である。ギリシア神話で、弱者を守り狩猟と弓術を司るとされる女神アルテミスゆかりの地で、背景の建造物はアルテミス神殿であることが想像される(カタログp68抜粋)。

 

No:0107_0002

カリュプソー

Calypso

ポール・デルヴォー

油彩、キャンヴァス、120×90cm(oil on canvas,120×90cm)

1986年(1986)

ポール・デルヴォー財団(Foundation Paul Delvaux)

 本作が制作された頃には、デルヴォーの視力は随分と衰えており、本作が最後の油彩となった(カタログp98抜粋)。