THEハプスブルク

Treasures of the Habsburg Monarchy

国立新美術館

20090925-20091214

 

常設展を開催しました。こちらからどうぞ [2009.12.5 up]

パオロさんの「黄金時代の愛」はギリシア神話の絵画と致しました。 [2009.12.30 up]

2009年10月9日(金) 曇 13時20分頃~13時50分頃

 

【総評】

 平日の午後でしたが、ある程度の人は来ていました。当然の如く、ギリシア神話関連は沢山ありました。チラシに載っていたジョルジョーネさんの「矢を持った少年」はパリスかも、という説もあるらしくポストカードを期待しましたが、残念ながら販売されていませんでした。

 

 絵画ではありませんでしたが≪皇帝カール5世のメデューサの盾≫は細かな細工が素晴らしく、見応えがありました。ただ肝心のメデューサはふくよかな感じで、個人的にイメージしているメデューサと違い、ちょっと残念感が……。

 

 ペーテル・パウル・ルーベンスと工房さんの「フィレモンとバウキスの家とユピテルとメリクリウス」があり、ちょっとビックリ。とても良い絵画で1996年に開催された「Bunkamura ザ・ミュージアム」の「ウィーン美術史美術館名品展」にも来ていました。

 その時はポストカードが販売されていましたが、今回は残念ながら販売されていませんでした(まだ常設展には飾っておりません。準備に時間がかかりますのでもうしばらくお待ち下さい)。ある意味、借り易い絵画なんでしょうか…?

 

 美術展自体はそこそこの人でしたが、何故かショップは混んでいました。たまたまなのかもしれませんが、もしかすると「池田理代子が描く3人の麗人」とかがあったからかもしれません。

 

 ポストカードはギリシア神話に関連しそうな4種類を購入しましたが、著作権的に展示できるのは1枚だけになりそうです。微妙なのがパオロ・フィアミンゴさんの「黄金時代の愛」です。著作権的には問題ないのですが、ギリシア神話の「黄金時代」を表しているのか判別がつきません……。とりあえずは別物として掲載しない予定でいます。

 

【2009年12月30日 追記】

 千足伸行[監修]「すぐわかる ギリシア・ローマ神話の絵画」(株式会社東京美術)の「第ⅴ章 ニンフと人間 人類の黄金時代(p104,p105)」にパオロ・フィアミンゴさんの「人類の黄金時代」が載っていて、この絵画に良く似ていますので、ギリシア神話の「4つの時代(または5つの時代)」の絵画と考えて間違いなさうです。常設展にポストカードを追加致しました。

お洒落なオリジナルのポストカードを入れてくれる袋
お洒落なオリジナルのポストカードを入れてくれる袋

 ギリシア神話関連のポストカードは少なかったですが、ポストカードを入れてくれる袋は何やらお洒落で、特に最近の美術展は、殺風景な無地の白い袋が多かったですので「お金をかけているなぁ」とつい感心してしまいました。

 

 オリジナルグッズやカタログ、そしてこういった所でその美術展の「意気込み」が感じられるような気がするのは私だけでしょうか?

【購入グッズ】

 

カタログ \2000(特別価格で通常は\2300)

 

ポストカード

 黄金時代の愛 \100

 「籠を背負った男」としてのサテュロスの蓋付き酒杯 \100

 オンファレの寝台からファウヌスを追い出すヘラクレス \100

 ネプチューン像のある巻貝形鉢 \100

 

クリアファイル

 ハプスブルグ \400

 

 因みにクレジットカードは利用できますが、\6000以上との事。

【ギリシア神話の絵画とポストカード】

No 画家名 作品名 ポストカード
1 ジョルジョーネ 矢を持った少年 ×
2 ティントレット オンファレの寝台からファウヌスを追い出すヘラクレス
3 パリス・ボルドーネ 寓意:マルス、ヴィーナス、ヴィクトリア、キューピッド ×
4 ジョヴァンニ・アントニオ・ブッリーニ オルフェウスとエウリュディケ ×
5 セバスティアーノ・リッチ ヴィーナスとサテュロス ×
6 バルトロメウス・スプランゲル ヘルマフロディトスとニンフのサルマキス ×
7 バルトロメウス・スプランゲル ケレスとバッコスがいないとヴィーナスは凍える ×
8 ルーラント・サーフェリー 動物のいる風景(背景にオルフェウスとトラキアの女たち) ×
9 ペーテル・パウル・ルーベンスと工房 フィレモンとバウキスの家のユピテルとメルクリウス ×
10 パオロ・フィアミンゴ(本名:パウエルス・フランク) 黄金時代の愛

◎ 2009年12月30日にギリシア神話の絵画として追加