ボルゲーゼ美術館展

GALLERIA BORGHESE

東京都美術館

20100116-20100404

 

常設展を開催しました。こちらからどうぞ [2010.8.7 up]

2010年1月22日(金) 曇 13時00分頃~13時30分頃

【総評】

 開催から日数はそれほど経っていませんし、個人的にギリシア神話が9点もある事から「混んでいるかも」と思い会場に行きましたが、拍子抜けするほど空いていました。

 

 平日の昼間、しかも国立新美術館で「ルノワール展」という日本人好み(?)のライバル展があったのも影響したのかもしれません。ゆっくり観れたので良かったのですが、去年の「阿修羅展」の人気で「(ギリシア神話とか)わざわざ海外から持って来なくも」とか思われると嫌だなぁとか変な妄想をしつつ観て回りました。

 

 美術展は4セクションに分かれていて、

 

序章 ボルゲーゼ・コレクションの誕生

Ⅰ  15世紀・ルネサンスの輝き

Ⅱ  16世紀・ルネサンスの実り--百花繚乱の時代

Ⅲ  17世紀・新たな表現に向けて--カラヴァッジョの時代

 

 後、「[特別出品]ボルゲーゼと日本:支倉常長と慶長遣欧使節」で1点「支倉常長像」という作品が出展されていました。

 

 肝心のギリシア神話の絵画ですが「Ⅱ 16世紀・ルネサンスの実り」のセクションでヴィーナスの作品が4点並んでいました。

 

「眠るヴィーナス」 ジローラモ・ダ・トレヴィーゾ・イル・ジョーヴァネに帰属

「ヴィーナス、サテュロスとキューピッド」 パリス・ボルドン

「ヴィーナスとふたりのキューピッド」 ブレシャニーノ

「海のヴィーナスとキューピッド」 ルカ・カンビアーソ

 

 恐らく意図的にヴィーナスを並べた物と思いますが、帰りの階段からチラリと見えて、帰り際もう一度観てしまいました。並べられているとつい観てしまいますね。

 

 また同じセクションにあったミケーレ・ディ・リドルフォ・デル・ギルランダイオさんの「レダ」と「ルクレツィア」は対の作品で「愛を受け入れたレダと拒んだルクレツィア」という両端を示しているとの事です。

 

 会場の一番最後の作品がジョヴァン・フランチェスコ・ロマネッリさんの「巫女シビラ」でしたが、とても透明感があり綺麗でした。ちょっと「ラファエル前派」っぽかったです。

 

 ギリシア神話ではありませんが、今回の目玉のラファエロ・サンツィオさんの「一角獣を抱く貴婦人」は立体感があったように思います。

 

 と言っても私の美術展の見方はギリシア神話以外は「ちら見」で、すっ飛ばしますので、5秒くらい観たこの作品はある意味、インパクトがあったのかもしれません(立体感が……)。

【購入グッズ】

 

図録 \2300

 

ポストカード

 オルフェウスの姿のシピオーネ・ボルゲーゼ \100

 ヴィーナスとふたりのキューピッド \100

 レダ(模写) \100

 レダ \100

 一角獣を抱く貴婦人 \100

 春 \100

 アメリカ大陸発見の寓意(珊瑚彩り) \100

 ルクレツィア \100

 

チケットファイル

 レダ(模写) \300

 

額絵

 レダ \600

 

ストラップ

 レダ \1890

 

 ポストカードを入れる袋は殺風景な真っ白なものでしたが、貼ってくれたテープはオリジナルな物でした。

 

 また、大きなビニールの袋もオリジナルのデザインがされていて、どうせならポストカード入れも、と思ってしまいました。

 

 なお、今なら先着で図録を買うと宣伝用のポスターが貰えます(どれくらいあるかは?です)が、4つ折にされていてちょっと残念でした。丸めておいて欲しいですよね……。

 

 因みにクレジットカードは使用できませんでした。

【ギリシア神話の絵画とポストカード】

No 画家名 作品名 ポストカード
1 マルチェッロ・プロヴェンツァーレ オルフェウスの姿のシピオーネ・ボルゲーゼ

2

レオナルド・ダ・ヴィンチ(模写) レダ
3 ジローラモ・ダ・トレヴィーゾ・イル・ジョーヴァネに帰属 眠るヴィーナス ×
4 パリス・ボルドン ヴィーナス、サテュロスとキューピッド ×
5 ブレシャニーノ ヴィーナスとふたりのキューピッド
6 ミケーレ・ディ・リドルフォ・デル・ギルランダイオ レダ
7 ルカ・カンビアーソ 海のヴィーナスとキューピッド ×
8 カヴァリエール・ダルピーノに帰属 アモールに冠を被せられるヴィーナス ×
9 ジョヴァン・フランチェスコ・ロマネッリ 巫女シビラ ×