ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ 書物がひらくルネサンス

BIBLIOTHECA APOSTOLICA VATIVANA EXHIBITION Ⅱ Books, the Doors to the Renaissance

印刷博物館

20150425-20150712

2015年6月5日(金) 曇 14時00分~14時30分頃


【総評】


 結構、人がいました。マイナー(失礼)な博物館で場所も分かり辛い所、しかも「書物」の展示ですので「ガラガラだろうなぁ~」と思っていたのですが、適度に人がいました。


 しかも私が観終わる頃に団体が来て、係りの方が説明をしていました。何かそういうイベントでもあったのかもしれないです。


 ギリシア神話関連ですが……何と言ったら良いのか。


 ○アンジェロ・ポリツィアーノ 「ホメロス『イリアス』」 1470年代 イタリア語

 ○ヘロドトス 「歴史」 1502年 ギリシャ語

 ○ウェルギリウス 「アエネイス(『ウェルギリウス詩集』より)」 1492年

 ○トリスメギストゥス 「ポイマンドレス(『ヘルメス選集』より)」 1554年 ギリシャ語・ラテン語


 物語や絵画ではなく「ギリシア神話そのもの」とも言える書物なので微妙です。挿絵としては、


 ○バルトロメオ・マルリアーニ 「都市ローマの地誌学」 1544年


 に「ラオコーン」が描かれていました。


 サブタイトルが「書物がひらくルネサンス」ですので年代的には15~16世紀ぐらいの書物です。今から500年くらい前。絵画と違って良く残っていたなぁと思います。


 言語は様々なのですが……図録にも何語か書いていない物があります。ウェルギリウス「アエネイス」、多分、ラテン語だと思うのですが、素人だと判断できません。

 ……ラテン語?


 展示を観ている人でぶつぶつと「読んで」いる人がいました。う~ん、どう考えても素人じゃないですね。


 結構面白いですので、興味のある方にはオススメです。グッズも中々。ただ、ちょっと場所が分かり辛いです。

【おまけ】


 後、常設展っぽい所で印刷の体験ができるようになっていました。

 浮世絵の四色刷り(?)みたいな感じで、四回の色付けで完成すると言う物です。


 色の付いていないカレンダーが、

 四色刷りになります。

 面白そうなのでやろうと思ったのですが、やり方がわからずオロオロしているとどこからか係りの方がやって来て、やり方を教えてくれました。


 「最初の1回目はしっかり押して、後の3回(3色)は軽く押した方が良いです。あと少し位置を基準線から離した方が良いです。」と「コツ」も教えてくれました。


 う~ん、この辺は聞かないと分からないですよね……。

 チケット

 レシート

 ポストカード

【購入グッズ】

図録&トートバッグ(ホワイト) \4000


ポストカード

 アンジェロ・ポリツィアーノ 「ホメロス『イリアス』」 \120

 バルトロメオ・マルリアーニ 「都市ローマの地誌学」 \120


トートバッグ(ネイビー) \1000


チケットホルダー&ポストカードセット \700

 トートバッグ。右端のは猫が「ちょっと通りますよっと……」。

 チケットホルダーと図録

 ポストカード入れと袋。……目?

 意外(また失礼……)とオリジナルグッズがありました。オススメは何と言っても図録。


 かなり高いですが、流石に印刷博物館だけあって「とってもお洒落」です。当初は買う気はなかったのですが、格好良さに負けて購入。


 図録と言うより「図書館にある立派な本」の感覚です。


 トートバッグもホワイトとネイビーがあり、散々迷ったのですが、結局両方購入。図録と並べるとネイビーの方がしっくりくるのですが、単体だとホワイトも捨てがたく……散財。


 因みにグッズ売り場は人気がなく、私だけでした(多分、たまたまだとは思います。ポストカードはそこそこ減っていましたので)。


 なお、クレジットカードは利用可能です。

【ギリシア神話の絵画とポストカード】


 アンジェロ・ポリツィアーノ 「ホメロス『イリアス』」 ○

 ヘロドトス 「歴史」 ×

 ウェルギリウス 「アエネイス(『ウェルギリウス詩集』より)」 ×

 トリスメギストゥス 「ポイマンドレス(『ヘルメス選集』より)」 ×