クリムト、シーレ ウィーン世紀末展

KLIMT,SCHIELE AND VIENNESE ART AT THE TURN OF THE CENTURY

サントリーミュージアム[天保山]

20091024-20091223

 

「ギリシア神話がありそうな美術展レポート」あります。 [2010.3.27 up]

No:0054_0001

パラス・アテナ

Pallas Athene

グスタフ・クリムト

油彩・カンヴァス、75×75cm(Ol auf Leinwand 75×75cm)

1898年(1898)

ウィーン市立歴史博物館(Historisches Museum der Stadt Wien)

 クリムトは、1898年のヴァージョンでは、古典古代の本来のゴルゴネイオンのタイプ--正面から描かれたしかめ面で舌を長く出している--を採用し、また同時に金という色を用いた(カタログp188,p189抜粋)。


No:0054_0002

悲劇

Tragodie

グスタフ・クリムト

鉛筆・チョーク・水彩・金、紙、41.9×30.8cm(Bleistift,Kreide,Aquarell und Gold 41.9×30.8cm)

1897年(1897)

ウィーン市立歴史博物館(Historisches Museum der Stadt Wien)

 花で飾られたクリムトの描くデメテルは、冥界のハデスによって誘拐された娘、コレを取り戻すために、恐れることなく、ハデスと戦ったにちがいないので、この作品では恐怖に震える表情をした仮面をはぎとったのである(カタログp188抜粋)。