マンチェスター大学ウィットワース美術館所蔵 巨匠たちの英国水彩画展

The Real and the Imagined: Watercolours from The Whitworth Art Gallery

Bunkamura ザ・ミュージアム

20121020-20121209

 

「ギリシア神話がありそうな美術展レポート」あります。 [2013.4.6 up]

No:0109_0001

カリュプソの島、オデュッセウスの船出

Calypso's Island, Departure of Ulysses, or Farewell to Calypso

サミュエル・パーマー

水彩、グワッシュ・紙、52.8×74.4cm(Watercolour and gouache on paper,52.8×74.4cm)

1848-49年(1848-49)

マンチェスター大学ウィットワース美術館所蔵(The Whitworth Art Gallery in the University of Manchester)

 パーマーがホメロスの『オデュッセウス』第5書の挿話に添えた挿絵。アトラスの娘のニンフ、カリュプソはオギュギア島を治めていた。この島で難破したオデュッセウスにカリュプソは恋をし、自分の許にとどまれば永遠の命を授けようと申し出る。オデュッセウスはこれを断るが、ゼウスの命によりカリュプソが解放するまでの7年間、島にとどまった(カタログp166抜粋)。